グルコサミンとコンドロイチン・・・どちらを選ぶ?

グルコサミンとコンドロイチン、どちらを選ぶか迷ったことありますか?

膝が痛い!・・・変形性関節症になったかも・・・?と思ったとき、一般に効果があるのではということで販売されているものは、

  • グルコサミン
  • コンドロイチン
  • ヒアルロン酸
  • コラーゲン

ですね。

WS000005じゃあ、「どれを試したらよいの?」とか、「どれが効くの?」って思って医師、薬剤師、製薬会社に質問しても・・・
この部分については・・・ほとんどのケースで、

本当に、何も答えてくれない!
または

答えをはぐらかして、ノラリクラリと質問をかわす・・・
のどちらか。

薬事法が悪いのか、彼らの保身に走っている姿勢が悪いのか、そこはわかりませんが、本当に、庶民としては困ってしまいます。
私としては、ここは納得できないので、しつこく食い下がって、色々聞きまくって、現時点での選び方をまとめてみました。

確実な効果を期待するなら医薬品のコンドロイチン。ただしコストは高め

0-74無難なのは、コンドロイチン・・・とは言っても、「医薬品」として認められている「コンドロイチン」です。
グルコサミン・コンドロイチン・ヒアルロン酸・コラーゲンの中で、医薬品として認められているものはコンドロイチンだけ
ただ、コンドロイチンとは言っても、純度が高く、ある一定量のコンドロイチン硫酸を含んだものだけが「医薬品」として認められていて、効果効能を表示することが出来るわけです。

ですから、「痛みに効果がありますよ!」っていうことが厚労省から認められているのは、これらの中では、唯一「医薬品のコンドロイチン」だけなので、コストをかける以上は「確実に効果が欲しい!」って人には、「医薬品のコンドロイチン」がおススメです。

また、グルコサミンはエビ・カニ由来のものである場合がほとんどなので、「エビやカニのアレルギーがあれば飲まない方が良い」といわれるケースが多いですが、そういったことも特にないのがコンドロイチンの飲みやすい部分でもあります。

コンドロイチンのデメリットとしては、コストが高いこと
1日あたりのコストで考えると、200円を超えます。
1ヶ月で6,000円以上、半年で36,000円以上かかります。
この点が、医薬品のコンドロイチンの欠点になりますね。

また、メーカーの薬剤師さんによると、コンドロイチン・ヒアルロン酸・コラーゲンのどれが不足して関節が痛くなっているのか・・・人によって違うのだそうで、コンドロイチンだけを摂取しても効果が無い場合もあるそうです。

グルコサミンは万能でコストも抑えられる。ただし低品質なものに注意!

コンドロイチンの欠点を補うのがグルコサミンです。
繰り返しになりますが、関節の痛みの原因が、コンドロイチン・ヒアルロン酸・コラーゲンのうち、どれが不足したものによることなのかわからない場合、グルコサミンを摂取するのが無難になります。
グルコサミンは、コンドロイチン・ヒアルロン酸・コラーゲンの原料になるものなのでどれが不足していたとしても、状況が改善する可能性を残すことができます。

ひざ関節・軟骨02_02関節の痛みは、軟骨が磨り減ることが原因で発生します。
軟骨は、コラーゲンとプロテオグリカンで構成されたスポンジのようなもの。
そのスポンジの中に大量の水を吸収することで弾力が生まれるのですが、スポンジの中に水を吸収する役割をするのがコンドロイチン。
で、軟骨と軟骨の間の潤滑液がヒアルロン酸です。
関節のしくみの詳細はこちら

これらのうち、どれか一つがかけても、関節は痛くなるので、全てがしっかりとそろっている状況を作り出すことがとても大切なんですね。
グルコサミンは、これらの全てを作り出す原料になるんです。
だから、どれが不足していたとしても、補うことが出来るのでは・・・と期待されているわけです。
コンドロイチンは、確かに医薬品として認められていますが、あくまでも、これらのうちの1つに過ぎません
原因がそこになければ、効果がない可能性もあるわけです。

グルコサミンはコンドロイチンも一緒に摂取できるものを選ぶのが理想

理想としては、グルコサミンをコンドロイチンと一緒に摂取するのが良いです。
なので、グルコサミンはコンドロイチンが含まれているものを選ぶのが良いです。
ただし、日本製のグルコサミンの場合、1日に必要とされているコンドロイチンの摂取量800mg以上をクリアしているものが、ほとんど無いのが実情です。

アメリカ製のグルコサミンには基準を満たすものがありますが、正直、健康食品とはいえ国内メーカーじゃない場合、ちょっと心配ですね。

健康食品のコンドロイチンは、コンドロイチン硫酸の含有量に注意!

0-67次に検討すべきものが、健康食品のコンドロイチンです。
医薬品に比べて安価に入手できます。
一方で、コンドロイチンは含有量が異常に少ないもの、そのメーカー独自のものが多くて、正直効くのか、効かないのか、説明を聞いてもよくわからないものが多いです。

なので、購入する際は、含まれているコンドロイチン硫酸が何mgあるのか、純度は何%なのかを、メーカーにしっかりと確認してください
グルコサミンとコンドロイチンを合わせて購入していくのも一つの選択肢です。

コラーゲン・ヒアルロン酸は経口摂取しても意味が無い

コラーゲン・ヒアルロン酸は、口から摂取しても、小腸で吸収される前にアミノ酸に分解されてしまいます
分子が大きいので(Ⅱ型コラーゲンは別です)、そのままでは小腸から吸収されないのです。
だから、体内に入ったときには、すでにアミノ酸になってしまうため、コラーゲン・ヒアルロン酸の形はとどめていません。

これでは、お金を出して「コラーゲン」「ヒアルロン酸」を購入する意味がなくなってしまいます。
ちなみに、グルコサミン・コラーゲンに関しては、分子が小さいために、そのまま小腸から体内に吸収できます。

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