ロコモティブシンドロームの予防は早めに!

ロコモティブシンドローム(通称:ロコモ)にならないために、あるいは重症にならないために、早い時期からロコモの予防に努める必要があります

ロコモは運動器官の機能が低下して、自分の力で運動(立つ,歩くなど)ができない状態です。
逆を言えば、運動器官が正常に働いていればロコモティブシンドロームにはなりません。

そのためには、30代・40代のうちから運動器官や体重などの体のケアが必要です。
痛みが出てからだとできるケアも限られてきますので、痛みが出る前からも予防に努めましょう!

ロコモティブシンドロームの予防方法

ロコモ_予防_筋肉40代の無自覚な時期や、50過ぎても痛みが顕在化していないうちは、徹底的にロコモの予防に努めましょう。仮に痛みが出ていたとしても、お医者さんと相談しながら無理のない範囲でも実行できます。

ロコモにならないためには、関節・筋肉・骨がしっかりと動き続けるようにケアすることが全てです。この3つが健康であれば、運動器官にはなんの不具合も起きません。

また、これらの運動器官への負担を減らすために体重のケアも考えなければなりません。
筋力で支えきれないほどの体重があると必要以上に関節や骨に負担がかかってしまいます。

ロコモ予防1:関節のケア

そもそも、なぜロコモティブシンドロームになるのかというと、引き金になるのは関節の痛み、つまり軟骨の劣化が原因になるケースが多いようです。
特に膝痛なんかは、その典型的なケースですよね。

歩き始めた時、立ち上がった時など、動作を開始したタイミングで、「いたたたた・・・」ってなってしまう。
だから、まずは、関節の軟骨を維持するってことが、ロコモティブシンドロームの予防には必要になります。

ロコモ予防2:筋肉のケア

関節がしっかりと動いたうえで大切になるのが、筋力を維持すること。筋力が無いと、特に歩いた時の体重を支えることができなくなるので、関節への負担が増えてしまいます

そうなると、年齢とともに減少してしまう軟骨に、よけいに負荷をかけてしまうわけで、ますます関節が悪くなります。

逆に、筋力があれば、関節への負荷が減り、多少関節が痛くとも、軟骨が減っていても、筋力でそれをカバーすることができます。ロコモ体操に関する本がたくさん出ていますが、これも、筋力の維持が有効だってことの表れですね。

ロコモ予防3:骨のケア

関節がしっかりして、筋力がついていれば、あとは丈夫な骨を維持することが大切です。
骨がもろくなって骨折してしまったら、関節が動いても、筋力が強くでも、動くことができなくなってしまいます。

現に、骨折が原因で介護認定を受けたり、寝たきりになったりする高齢者は、毎年とても多いわけです。骨粗しょう症予防など丈夫な骨を維持することはとても大切ですね。

ロコモ予防4:体重のケア

また、体重のケアをしていないと関節への負担はかなりのものになります
歩いているときは体重の3倍、階段を降りるときは体重の5倍の重さがひざにかかると言います。
だから、体重のケアは、ロコモティブシンドローム予防には必須の内容になるんです。

  • LINEで送る
サブコンテンツ

このページの先頭へ