グルコサミンの溶け方を比べてみた!
それで、私は、色々なグルコサミンを、37度のお湯に5分間つけて、溶ける速さがどのくらいちがうのか?ってことを調べてみました。
今回使用したのは、以下のグルコサミン。
※以下、正式な崩壊試験とは異なるので、ご了承ください。
まずは、7つの製品の溶け方を見てください!
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- 小林製薬のグルコサミン&コラーゲンセット
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- サントリーのグルコサミン
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- 大正製薬 大正グルコサミン
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- DHCのグルコサミン
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- 井藤漢方のグルコサミン
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- オリヒロの高純度グルコサミン
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- 大塚製薬ネイチャーメイドのグルコサミン
溶けるのが速かったのは大正製薬と大塚製薬のグルコサミン
今回、溶ける速さを調べてみて、思ったのは、溶けるスピードが速いものと遅いもので、ものすごく差があること。
とりあえず5分でどこまで溶けるかやってみたが、5分以内で溶けたのは、大正製薬の大正グルコサミンと、大塚製薬・ネイチャーメイドのグルコサミン。
ただ、この2つとも水に入れて1分30秒くらいで、錠剤が壊れ始めています。
【大正製薬の大正グルコサミン】
・・・5分後に、棒で軽くつつくとバラバラになった。
【大塚製薬・ネイチャーメイドのグルコサミン】
・・・5分後に棒でつつくとバラバラになった。
5分で溶けるグルコサミンの一方で、5分くらいじゃ溶けないものも!
大正製薬や大塚製薬のグルコサミンは、水に入れるとみるみる溶け出していくのがよくわかったのですが、一方で、ほぼ変化がないものもありました。
DHCのグルコサミン、オリヒロの高純度グルコサミン、井藤漢方のグルコサミンがそれにあたります。
この3つのグルコサミンは、5分間入れてみたものの、見た目ほとんど変化がありませんでした。5分経った後、棒でつついてみたら、表面が少し崩れましたが、錠剤の原型はとどめていますね。
【DHCのグルコサミン】
5分経った後に、棒でつついてみるとこんな感じ。表面が少し崩れたものの、ほぼ変わらない。
【オリヒロのグルコサミン】
5分後に、棒でつついてみましたが、ほとんど溶けていません。
【井藤漢方のグルコサミン】
井藤漢方のグルコサミンは5分経った後に棒でつつくと、そこそこ、錠剤の表面が溶けている感じがしました。
【小林製薬のグルコサミン&コラーゲンセット】
小林製薬のグルコサミン&コラーゲンセットは、全く変化がありませんでしたね。5分経って、棒でつついても、何の変化もありませんでした。
グルコサミンの溶け方を調べてみて思うこと
今回行った実験は、崩壊試験とは異なるものの、実際やってみると錠剤の溶け方にかなりの違いがあることがわかりました。
他の記事でも書いたんですが、以前行われたコンドロイチン硫酸の抜き打ちテストの結果は衝撃的なもので、18銘柄中9銘柄で、カプセルまたは錠剤の溶けにくさが指摘されたということ。
(詳細はコンドロイチンの抜き打ち検査についての記事を読んで下さい。国民生活センターにも詳細な記載があります。)
こういう事例があるということは、やはり、錠剤の溶けやすさっていうのは、気にしていないとならないと思います。
今回試したものは、メーカーに電話をして効く限り、本物の崩壊試験では、日本薬局方の定める60分以内の崩壊基準を満たしたものばかりでした。
なので、この実験をもって、どこか特定のメーカーのグルコサミンは効果が無い!ってことじゃありません。
ただ、これだけ、錠剤の溶けやすさに違いが現れるものなんだということはわかっていて損は無いと思います。
購入時には、最低限、「崩壊試験をやっているか?何分で溶けているか?」を消費者が確かめるようになれば、メーカーもいい加減なものは作れなくなります。
消費者の意識が高くなることで、サプリメントの質も上がっていくんじゃないだろうか・・・?と、グルコサミン太郎は思うわけです。