コンドロイチンの原料は何から作られるの?
サプリに含まれているコンドロイチンの原料が何か気になる方も多いと思います。
実際に口に入れて飲むものですから、アレルギーなども心配ですよね。
コンドロイチンの種類や原料についてまとめたので、参考にしてください。
目次
コンドロイチンの原料ってなに?
コンドロイチンの原料は主に「サメ軟骨」
コンドロイチンの原料は一般的にサメの軟骨が多く使われているようです。
他には、牛、豚、鳥や魚介類、そして、鮭やイカなど。
それに、国産100%の原料だけのものは少ないようです。
また原料に、狂牛病などの心配もありますが、製造過程でアルカリ処理などをして対応していますので感染する危険性はないと言われています。
過去にも牛を使ったコンドロイチンで狂牛病に感染したという報告は有りません。
しかしサメ軟骨の原料のほとんどが中国産で、加工が日本というところが多いので、心配ならばメーカーに問い合わせてみると良いかもしれません。
原料に含まれる実際のコンドロイチンの量に注意!
また注意すべきコンドロイチンの含有量は、サメ軟骨を原料としている場合には「コンドロイチンを含むサメ軟骨抽出物」とあいまいな場合があります。
その場合純粋なコンドロイチン(コンドロイチン硫酸)の量は、前者の10~15パーセントとのこと。
コンドロイチン含むサメ軟骨800mgと記載がある場合は、実際の原料のコンドロイチン含有量は80~120mgということになります。
第3機関で調べた結果、コンドロイチンを含むサメ軟骨成分のコンドロイチンの量が10%未満の会社もあったそうです。
コンドロイチンの種類と原料の関係
コンドロイチンは、特に加齢に伴い減少すると言われております。
コンドロイチンの種類は、4硫酸や6硫酸と呼ばれるもの。
コンドロイチン4硫酸は牛、豚、鳥の軟骨が原料で摂取可能です。
牛や豚、鳥の軟骨から摂取するときは質が安定していて無臭だというのが特徴です。
コンドロイチン6硫酸はサメの軟骨が原料ですが、殆どが中国産で日本のメーカーが加工のみしています。
品質管理や薬物添加物について注意すことが大切です。
コンドロイチン6硫酸は臭いがあることが多いので、ヨーロッパ、アメリカはコンドロイチン4硫酸を使っています。
コンドロイチンが含まれているその他のもの
コンドロイチン硫酸は、コンドロイチンの正式名称です。
その他のコンドロイチン硫酸を含む生物は佐賀大学でも報告済。
「魚介類のコンドロイチン硫酸の濃度」は鯉、真鯛、ハマチの各乾燥組織1mgに当たり、魚皮で2~3mg、魚肉で0.1~0.13mg、
脊椎骨で2~3mg、心臓で2~3mg、鰭(ひれ)で3~4mg、鰓(えら)で8~16mg、眼球で6~9mgであるそうです。
未利用資源のコンドロイチン硫酸原料として考えると、ナマコの体壁、ウナギの脊索、貝の外套膜、魚鰓および眼球が注目できるようですよ。
これから新しい原料で臭いがきつくないものなどが出てくるのが楽しみですね。