グルコサミン・コンドロイチン VS プラシーボ(偽薬)は、プラシーボの勝ち?
膝痛にコンドロイチン+グルコサミンは本当に効いているのか?
おそらく、これは世界中の膝痛で悩んでいる人々をはじめ、関係者の中で賛否の情報が入り乱れているところだと思います。
目次
スペインマドリードの大学の実験報告で、「グルコサミン+コンドロイチン VS プラシーボ」の実験結果が報告されました。
「グルコサミン+コンドロイチンVSプラシーボ」の実験
スペインマドリードで無作為に選んだ膝に痛みを持つ164人の男女に対し、
被験者にはどれかは分からないよう一回に1,500mgのグルコサミンと1,200mgのコンドロイチン、プラシーボを毎日服用してもらいました。
痛みのスケールの基準は、痛みが増した時の表情を10の顔写真に分け、被験者の痛みの具合に相応しい度合を回答してもらったそうです。
「グルコサミン+コンドロイチンVSプラシーボ」の実験結果
6ヶ月後、服用者の19%が痛みが軽減したと答えたのがグルコサミン+コンドロイチンをした服用した方、一方、プラシーボを服用した方は33%が痛みが軽減したと答えたそうです。
また、膝がどれだけよく動くか?に関しては、グルコサミン+コンドロイチンをした服用した方もプラシーボを服用した方も、変わらなかったとの事です。
(ニューヨークタイムズ中特化記事情報・Weleyオンラインライブラリー)
薬学的に効果のある薬はまだ見つけられていない?
多くのお金がこれらの薬に費やされ、誰もが膝の痛みの軽減と、動きの改善を信じて服用していると思います。
しかしそれが実際効いているのかどうかを実験で証明するとなるとかなり難しいようです。
薬学的に効果のある薬はまだ見つけられていない、というのが現実のようです。