健康食品なんて詐欺みたいなもんだ！的な意見について

健康食品なんて詐欺でしょ！っていう意見がネット上では結構見受けられます。

ネット上だけでなく実際、私の周りでも「健康食品」に対して嫌悪感を持っているお年寄りもいたりします。
でも、そんなお年寄りが「ビタミンC」のサプリを「薬」だと思って飲んでいたりします。
本当は健康食品なのに・・・。

一昔前に、怪しげな「健康食品」販売が流行った時期ありました。
一歩間違えば「ねずみ講」になるんじゃないかという手法が横行した時期もありましたね。

そんなイメージがあるからか、健康食品にネガティブなイメージを持っている年配者も結構多いようです。

そもそも、どういうものが健康食品と言われるのか知らない人も多いのではないでしょうか。

実は、法律上「健康食品」というカテゴリーは存在していません。
厚生労働省に認められた医薬品以外のものは全て「食品」になってしまうんです。

一部には「トクホ」として認められている特定保健用食品や栄養機能食品というものがありますが、全体から見ればごく一部にすぎません。
いわゆるサプリメントと呼ばれているもののほとんどは、法律上は単なる「食品」に分類されるわけですね。

一方、「医薬品」は製薬会社などで開発された商品を実証データを伴った書類を提出し、さまざまな審査を通過してから厚生労働省に認められたものです。

製品が「医薬品」と認められるためには莫大な費用・研究期間が必要です。
そのため、医薬品はその効果を信頼して服用することができます。

ところが、サプリメント類には医薬品のような規制がありません。
言ってしまえば、基本的に何でもアリに近い状態です。

「薬事法」という法律により、サプリメントは実証データがないから効果効能を表示してはいけないことになっています。
しかし、それを逆手にとって、それらしき効果がありそうなイメージで宣伝し、店頭に並べておいて売るというようなビジネスも成り立ってしまうわけです。

そうなると、真面目な開発をしているメーカーのサプリメントと劣悪な会社のサプリメントが、同じ店頭に並ぶことに・・・
さらにその見分けが消費者には難しいなんて事態に。

以上のことをふまえると「健康食品なんて詐欺みたいなものだ！」という意見には、とても共感してしまう部分があります。

でも、「いいかげんなサプリ」を売ることが出来てしまうからと言って、「いい加減なサプリ」が存在するからと言って、全てのサプリメントを「劣悪なものだ」と考えてしまうのは、ちょっと極論かな・・・って思います。

グルコサミンもそうです。
調べてみると、同じグルコサミンでもメーカーによって、その内容は著しく違ってきます。
価格も違えば中身も全然違います。

しっかりと比べていけば、選びたくないと思える商品が必ず出てきますよ。
それが、品質の劣るグルコサミンだと思うんです。

きちんとこの工程を踏んで、すこしでも「効果の高そうな」可能性があるものを選んでいけば、そこまで劣悪なものをつかまされることはないと思います。

もちろん、色々なメーカーのサプリメントを比べる・問い合わせる・自分で調べるというのは・とても大変です。
かなりの労力もかかります。

そのために、こういう情報サイトをつくりました。
ご自身の健康のためにもこのサイトをうまく利用してもらえればと、管理人は思っています。