グルコサミンと一緒に摂取できるものは何が良いか？

グルコサミンには、単体で売られているものもありますが、ほとんどが一部のサプリに限られます。
大半のサプリは、

• グルコサミン＆コンドロイチン
• グルコサミン＆ヒアルロン酸
• グルコサミン＆コラーゲン

のような感じで売られていると思います。

そこで問題なのは、コンドロイチン・ヒアルロン酸・コラーゲンのうちどれをコンドロイチンと一緒に摂取すれば良いのかってことです。

実は、コンドロイチン以外は、意味ありません！！！
こう言い切れるのには、ちゃんとした理由があります。

グルコサミンは、「有効性が実証されていない」ということで健康食品扱いになっていますが、有効だとするデータも存在し、「効くか」「効かないか」が人によって見解が分かれているといます。

また、コンドロイチンは、経口摂取した場合に、変形膝関節症の痛みの緩和に有効という実証データが存在しています。
そのため、コンドロイチン硫酸は医薬品として認められています。

一方で、ヒアルロン酸やコラーゲンは、経口摂取して関節部分に有効だったというデータが無いんです。
（消化されて、アミノ酸になってしまうことが、はっきりと証明されています。）

ヒアルロン酸は、関節の潤滑液なので、変形性膝関節症になると、病院でヒアルロン酸の注射をすることがあります。
でも、口から摂取しても、ヒアルロン酸のまま関節まで到達することは全く無いのです。
コラーゲンは、軟骨を構成している物質のひとつなんですが、これも口から摂取しても、分解吸収されず、軟骨まで到達することは全くありません。

さて、コンドロイチンについてなのですが、これはグルコサミンと一緒に摂取すると、変形性膝関節症に効果が出やすいと言われています。
ただ、コンドロイチンに関しては、成分表示に注意して下さい。

コンドロイチンには、2種類の表示があります。

• 軟骨成分（コンドロイチン含む）
• コンドロイチン硫酸

どちらが良いかというと・・・「コンドロイチン硫酸」と書いてあるほうを選んでください！
変形性膝関節症に効くのは、「コンドロイチン硫酸」の方です。

じゃあ、軟骨成分（コンドロイチン含む）って表記って何かって言うと・・・・・
コンドロイチンは、サメなどの軟骨成分に含まれています。
ここで言われている「軟骨成分」というのは、コンドロイチンを含んでいる軟骨成分が何mg含まれているかっていうことです。
通常、コンドロイチンは、軟骨成分の20％程度のことが多いので、この軟骨成分の量に0.2をかけた量が、そのサプリに含まれているコンドロイチンの量と予想できます。

予想できるというのは・・・わからないからです。
結局のところ、どの程度含まれているか、わからないというのが実情ですね。
だから・・・おススメできないわけです。

一方、コンドロイチン硫酸については、そのまま「コンドロイチン硫酸500mg」って書いてあったら、「あ～、コンドロイチンが500mg含まれているんだな」って考えてください。
しかし「軟骨成分（コンドロイチン含む）500mg」と書いてあったら、含まれているコンドロイチンは、500×0.2 = 100mg以下だと考えます。

ここ、本当に気をつけてくださいね。