プロテオグリカンと非変性型コラーゲンをサプリで摂る意味
最近よく目にするプロテオグリカンは軟骨の成分そのものです。
製品化されてまだ日が浅いので、あまり知られていないかもしれない成分です。
飲みやすいため、人気が出てきているようですね。
また、コラーゲンという言葉は聞き覚えがあると思います。
非変性型コラーゲンというのもありますが、この二つ何が違うのでしょう。
プロテオグリカン・非変性コラーゲンについてお話していきます。
目次
プロテオグリカンと非変性Ⅱ型コラーゲンについて知っておきたいこと
プロテオグリカンとコラーゲンは軟骨を構成する主成分
膝痛は軟骨がすり減ることによって発症します。
軟骨は水分を含んだスポンジのようになっています。
このスポンジを作っているのがコラーゲンとプロテオグリカンなんです!
※軟骨の構成成分についてはこちらを参照。
プロテオグリカン・コラーゲンは軟骨を作っている成分そのもの
だから、軟骨がすり減って膝痛になっているならプロテオグリカンとコラーゲンが必要・・・ということになりますよね。
つまり、プロテオグリカンやコラーゲンを含むサプリを飲むということは、軟骨を作っている成分そのものを飲むってことになりますね。
でも、それなら、膝痛になった時のサプリって、なぜプロテオグリカンやコラーゲンより、グルコサミンの方がメジャーなのでしょうか?
それには、ちゃんとした理由があるんです。
プロテオグリカンがグルコサミンよりも有名ではない理由
プロテオグリカンがグルコサミンよりも有名ではない理由は、単純で・・・
量産できるようになったのが最近だからなんです。
そのため、実際に使用して効果があった人の数も研究成果も少ない。
いわば、これからに期待な膝痛サプリの成分なわけですね。
コラーゲンは美肌効果の方が有名
コラーゲンは、膝痛サプリで使われているよりも美肌効果をうたったコスメで使われているイメージがありませんか?
実は、これには理由があってコラーゲンは経口摂取(口からサプリなどで飲みこと)では意味が無いことがわかっているからなんです。
コラーゲンは、小腸から吸収される時に、肉や魚と同じように「アミノ酸」という成分に分解されてしまいます。
そのため、体内に入った時は普通の食べ物に含まれるタンパク質と同じ状態になっています。
つまり、コラーゲンをサプリとして飲んでも体内に入った時にはコラーゲンではなくなっているのです。
非変性Ⅱ型コラーゲンは普通のコラーゲンとは違う
コラーゲンは経口摂取では意味がありません。
そこで登場したのが、非変性Ⅱ型コラーゲンです。
非変性Ⅱ型コラーゲンは普通のコラーゲンとは違います。
非変性Ⅱ型コラーゲンは通常のコラーゲンよりも分子が小さくてそのままの形で腸から吸収され体内で使われるそうです。
そのため、通常のコラーゲンとは違って、経口摂取しても効果があると言われているのです。
じゃあ、グルコサミンって何なの?
なぜグルコサミンサプリは流行っているの?
それなら、グルコサミンはどうなの?ってことになります。
プロテオグリカンでも、コラーゲンでもないグルコサミンが、どうして膝痛に良いとされているのでしょうか?
実は、グルコサミンはこのコラーゲンやプロテオグリカンの原料となるものなのです。
それで、関節が痛くなるとこの軟骨を再生するために「グルコサミンを飲む」っていう方法が流行り、現在のように「グルコサミンのサプリ」が大ヒットしているわけです。
でも、このグルコサミンには問題があって・・・本当に、「体内でコラーゲンやプロテオグリカンの生成に使われているのだろうか」ということが明らかになっていないのです。
だから、現時点では「効くかもしれないし、効かないかもしれない」という微妙な立ち位置になっているわけですね。
そして、プロテオグリカン・コラーゲンが登場
それなら・・・ということで作られたのが、ここで紹介するプロテオグリカンや非変性Ⅱ型コラーゲンを摂取するサプリです。
グルコサミンを飲んでも、それでコラーゲンやプロテオグリカンが生成されないかもしれないなら最初からプロテオグリカンやコラーゲンを摂取して方が良いのではないんじゃないか・・・?というわけです。
効果は実証されていないけれど・・・試してみる価値はあるかも
ただ、このプロテオグリカンや非変性Ⅱ型コラーゲンも経口摂取したものが関節の軟骨の成分として使われるのかどうか、実証はされていないんですよね。
あくまでも仮説の段階です。
ただ、関節の痛みの解決策としてグルコサミンに対するもう一つの選択肢として開発されたものです。
グルコサミンが効かなかった場合は、試してみる価値があるかもしれませんね。