薬剤師さんは、膝痛サプリの効果を明言できない!
グルコサミンを買おうと思い、薬局に行ったもののどれを買ったらいいか分からない・・・
薬局の人も曖昧な言い方しかしてくれないし・・・
サプリがどんなものなのかいまいち分からない、そんな人のためにサプリの立ち位置についてお話します!
目次
自転車通勤の帰り道、家に着くと膝に痛みが・・・
膝にハンマーでなぐられたような痛みが
私は、毎日自転車通勤しています。
片道30分くらいなのですが、いい運動になるなと思って頑張っていました。
ところが、冬のある日のこと。
夜、会社から自転車で戻ってきて、家で自転車から降りた瞬間・・・
膝が異常に痛くなったんです。
ハンマーで殴られたような痛みで、膝を押さえたまましゃがみこみました。
でもそのまましゃがんでいることすら辛くて、おもわず、玄関の前でひっくり返ってしまいました・・・。
そのまましばらく動けず、四つんばいになって、自宅の玄関を開けたの覚えています(笑)。
膝の痛みが消えたり復活したり・・・薬局へ直行!
初めての事態に、グルコサミン太郎も「もう年齢の問題なのかな・・・」とちょっと落ち込みましたね。
しかしながら、立ち直りの早い私は、そんなことも忘れて翌日からまた自転車通勤。
しばらくは何の支障も無かったのですが、数日したら、また同じ事態に。
そんなときに、ふと頭をよぎったのが、テレビでやっていた「膝が痛くなる」CM。
それから舞の海がやっているグルグルグルグルグルコサミン~♪ってやつ。
あれかっ!と思ったので、ドラッグストアに直行しましたが、訳の分からない説明をされ、混乱して帰って来る事態に・・・。
その一部始終についてお話します。
薬局の店員さんに聞いてみました
グルコサミンの種類が多すぎてよく分からない
まず、店に入って辺りを見渡してみると、おおっ!ありました!グルコサミンのコーナー。
でも、種類が多すぎて、何選んだらいいのかわからない。
POPとかに説明を書いてくれればいいのに、「人気ナンバー1」や「売れてます!」、「CMで大流行!」のようなものばかり。
こんなんじゃ、本当にどの商品が良いのかなんて分かりません。
どうしたらいいのか分からなかったので、店員さんに聞きました
近くにコンドロイチン、ヒアルロン酸と書いてあるものも。
これって100円ローソンに売ってなかったっけ?ドラッグストアにも同じのあるの?と、ちょっと違和感を感じます。
薬局なのに、なんでコンビニと同じものが・・・・。
しかもコンドロイチン、ヒアルロン酸も「膝の痛みが気になるかたへ」のコーナーにあります。
えっ?膝に効くのってグルコサミンじゃないの?
もはや訳が分からなくなって、きれいなお姉さん・・・いや店員さんを見つけて、聞いてみました。
店員さんが言葉を濁すグルコサミンって・・・?
「膝が痛いのですが、どれが効くんですか?」
「そうですね、どれでも、それなりに・・・」
「はあ・・・?」
あまりのいい加減な答えに、ちょっとビックリしてしまいました。
でも、怒っちゃいけないと思って、
「グルコサミンって膝の痛みに効くんですか?」
「そう言われていますね・・・」
「CMとかやってますよね?」
「そうですね。」
「どれが評判いいんですか?」
「そうですね、特にどれっていうのは無いんですが・・・」
って、もはや、売る気ないだろっ!
困ってしまった店員さん、薬剤師さんにチェンジ
「コンドロイチンっていうのも膝の痛みに効くんですか?」
「そうですね、痛みを抑えます」
えっ?これには食いついてくるの?
「グルコサミンとコンドロイチンって効き目が違うんですか?」
なぜか店員さん困り果てている。
で、結局「ちょっと待っていてください・・・」って奥に入っていっちゃいました(汗)。
薬剤師さんに聞いてみると
薬剤師さんはコンドロイチンをおすすめ
で、中から白衣をきたおばさん・・・じゃなくて薬剤師さんがやってきました。
「お膝が痛いんですか?」
「はい」
「痛みをとるなら、こういうコンドロイチンが良いですよ。」
手に持っている箱に、コンドロイチンって書いてある。
でも、さっき、棚に並んでいたコンドロイチンと違う・・・。
なんでだろうと思って「あそこに並んでいるコンドロイチンじゃだめなんですか?」と聞いたところ
「あれは、健康食品で、こっちが医薬品なんです」
・・・???健康食品と医薬品がある?
さすがに私も中年真っ盛りなんで、健康食品と医薬品くらいの言葉は知っているけれど、どういうことなんだかよく分からない。
健康食品は効果があるの?ないの?
「健康食品と医薬品では何が違うんですか?」
「医薬品は効果が実証されているんですけど、健康食品は効果が実証されていないんです。」
えっ?効果が実証されていないモノを薬局で売っているの???
「じゃあ、健康食品の方は効果が無いってことですか?」
「いや、効果があるっていう人もいます。」
・・・それって、屁理屈じゃ・・・さすがに私が変な顔していたので、薬剤師さんが説明を始めました。
医薬品と健康食品の違いについては薬剤師さんも苦労している
健康食品には大人の事情あり
「医薬品は、効果が実証されている分値段が高くなります。一方で、健康食品の効果は実証されていないけれど、その分値段は安くなります。」
「じゃあ、健康食品って怖くないですか?」
「健康食品は、効果があるっていう人は確かにいるんですが、実証データがなくて効果があるって言えないんです。」
・・・ああ、そういうこと!大人の事情ってやつですね。
納得しました・・・。
健康食品でも、効くという人はいるけれど・・・
「じゃあ、グルコサミンの医薬品はありますか?」
「グルコサミンは、医薬品じゃないんです」
「じゃあグルコサミンって効かないんですか?」
「効くっていう人もいるんですが、実証データが無いんで、医薬品として認められていないんです」
「でも、CMでやっているってことは、効くんじゃないんですか?」
「私からは、何とも・・・」
う~ん、、、もはや埒があかないです。
「じゃあ、膝が痛いのであれば、どれが良いんですか?」
「膝の痛みに効くのはコレですね。」
(・・・と言いながら、さっきのコンドロイチンをまた勧めてきた)
「でも、健康食品の方でも、効くって人はいるんですよね?」
「そうですね。ただ、確実に効果があるのは医薬品です。」
効果がある?ない?サプリの立ち位置は微妙過ぎる
薬剤師さんの言っていることは良く分かります。
でも、納得いかないんですよね。
あれだけCMの流れている商品があるのに、薬剤師さんが「実証データがない」からといっておススメしない。
でも、そんな商品をドラッグストアのとても目立つ場所に置いている・・・。
大人の事情があるにせよ、どのグルコサミンが良いのかくらいは教えてくれたって良いと思うのですが、絶対にそういうことしない。
とりあえず、訳が分からないので、買うのを止めて帰宅しました。
お医者さんですら医薬品を勧めるわけじゃない!
帰宅してから、祖母が膝が痛いって言って、最近医者に行っていたの思い出して、お医者さんはグルコサミンとかコンドロイチンとか勧めるのかな・・・と気になって聞いてみました。
祖母のお医者さんは、コンドロイチンを飲んでいると自分でも調子が良いって言って、祖母にもすすめたそうです。
でも、それを見てみたら、医薬品じゃありませんでした(汗)。
もう、本当に、どうなっているんだかわかりません!
これは自分で調べてみるしかないな・・・と思いました。