DHCのサプリメントは安いけど大丈夫!?安全性について聞いてみた
「DHCのサプリは安いけど、どうなの?」という話をよく聞きます。
DHCからは多くの種類のサプリメントが発売されています。
グルコサミンに限らず、DHCのサプリはどれも安いのが特徴的ですね。
もちろん、安いからダメということはありませんが、一応安い理由は知っておきたいと思いました。
そこで、DHCのサプリはなぜ安いのか?ということを、DHCに直接聞いてみました。
グルコサミンに関してだけ聞いたので、他のサプリのことはわかりませんが…。
また、DHCのグルコサミンなど、膝痛サプリを実際にいろいろ飲んでレビューをまとめてみました。
そちらも参考にしていただければと思います。
目次
DHCに電話をして、安さの理由を聞いてみた
私は、DHCにとても惹かれていました。
(今も、嫌いじゃないですが…。)
なぜかというと・・・安いから!
私の母や祖母に飲んでもらうグルコサミン・・・やはり安いと助かります。
しかし、祖母はDHCを怪しんでいるようです…。
「安すぎて怪しい、本当に安全なのか?」
ということをよく言っています。
しかも、DHCのホームページ見ると、自社工場もあるし社内での研究とかも結構しっかりしているようです。
それなら、実際のところどうなのか?
スッキリさせるために、そして祖母に安心して飲んでもらうために…私はDHCに電話してみたのです。
質問1「DHCのグルコサミンはなぜ安いのですか?」
DHCに電話をして、まず最初に聞いたのは直球質問。
私:DHCのグルコサミンはなぜ安いのですか?
DHC:販売数が多く、通販なので流通の中間マージンが発生しないからです。
なるほど、たしかにDHCは販売数が多く大量生産をしているからということなんでしょう。
通販中心だから流通コストを抑えられるというのも納得できます。
しかし、DHCのグルコサミンなどの膝痛サプリは実は何種類も販売されています。
私はそれらを全種類飲んでレビューを書きましたが、こんなに発売していたのかと驚いたものです。
同じ商品だけを大量に生産するなら、それを理由にコストを下げることはできそうです。
主力商品はもちろんあるものの、種類が多いというのは実はDHCのネックなのではないかと予想しています。
ですから、販売数が多いというだけで単純にコストダウンできるとは考えにくいのです。
また、通販中心のサプリメントは他のメーカーでもたくさんあります。
DHCだけが通販中心というわけではありませんよね。
つまり、それは他のメーカーに比べて安くなる理由にならないのでは?という疑問が沸いてきました。
質問2「安くなる理由は他にありませんか?」
さきほどの質問に引き続き、更に理由を聞き出そうと試みてみました。
私:他のメーカーも通販中心のところはありますが、それでもDHCが安いのは他にも理由がありませんか?
DHC:他社さんのことはわからないので…。
あ…これは煙に巻かれた!?
これ以上聞いても何も引き出せそうにない雰囲気になったので、次の質問へ。
質問3「DHCを怪しんでる方を安心させるには?」
私の家族は、私と母と祖母の3人でグルコサミンを飲んでいます。
つまり、コストがかかってしかたないのです。
ですから、なるべくなら安いサプリがありがたいのですが…。
祖母にDHCを勧めたら「安すぎるのは怪しい」と言って、拒否されていまいました。
結局、そのとき祖母は、小林製薬のグルコサミンを飲み始めました。
そのような経験を踏まえて、この質問。
私:祖母が「安すぎるのは怪しい」と言ってDHCを飲んでくれません。
そんなことないと安心させるにはどうしたらいいですか?
DHC:う~ん(苦笑)
国内の工場で作っていますし、品質管理もしっかりやっているので大丈夫なんですが…。
それはその通りです。
私が怪しんでいるわけではなく、あくまでも祖母が怪しんでいるので…。
困らせてしまってすみません。
しかし、これで引き下がってしまっては、わざわざ電話をした意味がありません。
もう少し安全管理について詳しく聞いてみました。
質問4「グルコサミンはどんな工場で作っていますか?」
以前、グルコサミンについて学んでいるときに、yahoo知恵袋で次のような書き込みを見つけました。
「製薬会社のサプリが高いのは、医薬品を作る製造ラインで生産しているからだ」という感じです。
製薬会社の工場で作っているというのは、サプリの安心感がグッと高まりますね。
では逆に、製薬会社じゃないメーカーの工場はどんな感じなんだろうと思って調べてみました。
すると、けっこう使われているのが「サプリの受託工場」なんですよね。
発売しているメーカーの工場ではなく、他の受託工場を利用しているところもあるわけです。
その上で、この質問です。
私:グルコサミンのサプリはどんな工場で作っていますか?
DHC:国内の受託工場です。
DHCはサプリを作る工場を持っていないのか、グルコサミンだからなのかよくわかりませんが…。
サプリの受託工場で生産しているようです。
では、その受託工場はどのような工場なのでしょうか。
質問5「受託工場とは、具体的にはどこですか?」
DHCが、受託工場でサプリを作っていることはわかりました。
その受託工場とやらが、どういったものなのか詳しく知りたいですね。
私:受託工場というのは、具体的にどこなのか教えていただけますか?
DHC:企業の秘匿情報なので、お教えすることができません。
ここは少し怪しいポイントですね…。
受託工場との契約の関係なのか、DHCが言いたくないだけなのか…。
理由はともかく、どんな工場なのか具体的にはわかりませんでした。
ちなみに、製薬会社に「どこの工場で作っていますか?」と聞いたこともあります。
たとえば、以下のような回答をいただきました。
大正製薬:大正製薬の静岡工場です。医薬品の工場ではなく、健康食品の工場です。
小林製薬:小林製薬の富山工場です。医薬品を作っている工場で作っています。
これらの製薬会社は受託工場ではなく、自社の工場で作っています。
工場の場所まで明確に答えてくださいました。
DHCに比べると、製薬会社の工場なので安心感がありますし、万が一何かあったとしても責任の所在が明らかです。
サプリはその方が安心して飲めそうな気はしますね。
さて、あまり詳しく教えてくれないDHCですが…。
本当にその工場は大丈夫なのか、少しでも多く情報を引き出してみました。
質問6「その受託工場は、GMP認定工場ですか?」
自社工場でも受託工場であっても、品質管理がどれほど行われているかが重要です。
GMP認定という言葉を聞いたことがあるかと思います。
ここでは詳しい説明は省きますが、
GMP認定工場=医薬品やサプリの品質管理をしっかり行っている工場
というこで、日本健康・栄養食品協会が認定しているものです。
大正製薬や小林製薬の工場も、もちろんGMP認定工場です。
私:その受託工場は、GMP認定工場ですか?
DHC:ISOかGMPのどちらかは取得してます。
サプリの受託工場がいくつかあって、いずれの工場もISOかGMPのどちらかは取得しているということですね。
ISOは食品だけでなく、多岐に渡る分野で使われています。
それであれば、どこの受託工場なのか教えてくれてもいいのではないかと…。
工場の話はさておき、原材料の話へ。
質問7「DHCのグルコサミンの原産地は?」
安い理由は、工場のコストもさることながら原材料にも理由があるのではと思います。
私:DHCのグルコサミンの原産地はどこですか?
DHC:中国です。
グルコサミンの抽出・加工を中国でやっていて、その後、国内で品質チェックと製品化をやっています。
非常に明確な答えですね。
祖母は中国製が嫌いなので、説明がめんどうくさくなりそうです…。
グルコサミンは一般的にエビ・カニの甲羅から抽出しています。
その段階から、国産のエビ・カニなんて使ったらコストがかかって仕方ないですね。
そこで、多くのメーカーは中国産や東南アジア産のエビ・カニを使うわけです。
しかし、そこから先はメーカーによって違いますね。
エビ・カニの甲羅を輸入して、日本国内でグルコサミンを抽出している場合もあります。
DHCの場合は、抽出・加工も中国で行って、取り出したグルコサミンを日本に持ってきてサプリ化…。
ということのようです。
中国でグルコサミンの抽出・加工を行えば、人件費や輸送費を抑えることができます。
ですから、このあたりにもDHCの安さの理由があるわけですね。
DHCの安全性と品質管理という意味で気になるところ
結局のところ、他の健康食品の会社と比べて、取立てて悪い部分ってそんなに無かった気はします。
ただ、やはり製薬会社のグルコサミンと比べると以下の点が見劣りします。
- 生産工場をはっきりと教えないところ(受託工場)
- グルコサミンの抽出までを中国で行っているところ
この2点ですかね。
DHCが信頼できる会社であっても、受託工場を信頼できるって保証はどこにもないし、中国の工場でグルコサミンを抽出する過程で、もし事故とか起きたら、それってDHCが事前に100%察知できるんだろうか?ってところは、やはり不安が払拭できないというのが正直な感想です。
調べてみると実は、DHCと同様の体制をとっている健康食品の会社って、実は結構あります。
DHCもそうですが、安すぎるサプリは安さ以外におすすめできるポイントがまったくないんですよね…。
ですから、安全面が気になる人には、やはり大正製薬や小林製薬または久光製薬などの大手製薬会社が作っているサプリをおすすめしたいですね。