変形性膝関節症の負担軽減に!サポーターの効果と選び方
膝が痛くて変形性膝関節症と診断されたけど、歩かないわけにはいかない。
サポーターを使って少しでも膝への負担を軽減したい。
変形性膝関節症のときのサポーターの効果や選び方についてまとめてみました。
サポーターの利用を考えている方は、参考にしてください。
目次
変形性膝関節症の治療方法
変形性膝関節症になってしまった膝は、痛みがあり曲げにくいです。
膝関節を支えている膝周りの筋肉の筋力が低下しているためです。
また、通常、骨と骨の間にある軟骨は関節包の膜で包まれ、その中は関節液が満たされています。
しかし、加齢とともに、関節液内のヒアルロン酸の濃度や量が減ってきます。
ヒアルロン酸は粘りのある液体で、軟骨の栄養分となり、潤滑油の役割もしているものです。
これが少なくなると軟骨同士擦れ合って炎症をおこし痛みが生じます。
そんな変形性膝関節症の治療法には、投薬や温熱療法などの保存療法や、人工関節に置き換えるなどの手術療法が主なものとしてあります。
治療の一環として、保存療法の中のサポーターに注目してみました。
サポーターで変形性膝関節症と上手に付き合うために
サポーターを付けて変形性膝関節症の負担を軽減
日常の生活でも気をつけることとしては、なるべく膝の負担を軽減することがあげられます。
立ち仕事をするときには、近くに椅子や寄りかかれるような支えを見つけましょう。
また、サポーターを付ける事で、立ち仕事のときの膝の負担が軽減されます。
そして、ある程度痛みが治まってきたら、膝に負担がかからない程度に、膝の曲げ伸ばしなどの軽いストレッチを行うのも良いかもしれません。
体重増加による膝への負担をサポーターで和らげる
変形性膝関節症は肥満が原因になることも多いので、体重の増加には注意が必要です。
膝にかかる負担は体重の3倍と言われています。
たとえば、1kgだけ太ったとしても、膝にかかる負担は3kg増えることになるのです。
走ったり階段の上り下りをしたりすると、さらに膝に負担が掛かります。
体重の増加で膝への負担が気になるときは、まずは体重を減らすことを考えなければなりません。
でも、体重を落とすのは簡単ではありませんよね…。
そこで、サポーターを使って少しでも体重による負担を軽減するということも考えておくと良いかもしれません。
変形性膝関節症のときのサポーターの選び方
サポーターには「保温サポーター」「支柱付きサポーター」があります。
用途によって使い分けるようにしましょう。
変形性膝関節症のときに使うサポーターを購入する場合には、少なくとも1000円以上のものがおすすめです。
安価な品は、日頃何回も使っているとすぐにほつれてきます。
また、支柱付きのサポーターも激安品は買わない方が良いです。
ちゃんとしたメーカー品や、医療用品に携わるメーカーのものでないと、付けていて痛くなることもあるそうです。
変形性膝関節症の痛みを緩和する保温サポーター
保温サポーターのメリットは伸縮性があることです。
膝周りは元々血管が少なく、保温することで血液循環を促し、症状を緩和出来ます。
そして、サポーターなら付け外しも簡単です。
また、値段が安くてかさばらないのも嬉しいですね。
さらに、洗濯も簡単なので、汚れも気になりません。
デメリットは、膝の強い痛みにはあまり効果がないということです。
変形性膝関節症の痛みに多いに効果あり!支柱付きサポーター
支柱付きサポーターのメリットは、支持力、痛みに抜群の効果があることです。
踏ん張りも効き、膝の痛みの緩和、負担を和らげます。
怪我のリハビリには良く使われ、ハードタイプとソフトタイプがあります。
デメリットとしては、付け外しが面倒なことがあげられます。
値段も高く、持ち運びが大変です。
簡単に丸洗いできないのも欠点ですね。