変形性膝関節症の痛みはテーピングでも緩和できる!
膝が痛いときであっても、歩いたり運動をしたりしなければならないときってありますよね。
変形性膝関節症の痛みをなるべく緩和しながら、膝をスムーズに動かすための手段として、テーピングがあります。
スポーツ選手はよく膝にテーピングをしていますよね。
変形性膝関節症時のテーピングについてまとめました。
また、テーピングは必ず専門医の指導の下で行ってください。
目次
変形性膝関節症時のテーピングについて
変形性膝関節症で膝を痛めているとき、どうしても歩いたり動いたりすることに消極的になってしまいますよね。
しかし、普段の生活の中でも膝は使いますし、痛いからといって動かないでいると運動能力はどんどん低下してしまいます。
そんなときにおすすめなのがテーピング。
テーピングは膝の違和感や痛みを多少なりとも緩和してくれます。
その上で、今までと変わらない生活を目指すのが良いかもしれません。
テーピングで「固定する」ことで変形性膝関節症をラクに
変形性膝関節症による違和感や痛みは、関節部分の変形によるものです。
ときには膝が「ぐらぐらする」というような症状も感じられるかもしれません。
そこで、膝をテープで固定するわけです。
そうすると、膝の不安定さが緩和されて、違和感や痛みが軽減されるのです。
変形性膝関節症の痛みを和らげるテーピングの巻き方
テーピングは正しく巻かないと膝を圧迫して逆効果になることがあります。
軽い膝痛をラクにするための一般的なテープの巻き方を説明します。
- 25cm~30cmの長さのテープを2枚用意します。(幅50mmで)
- 軽く膝を曲げ、台の上に脚を載せると巻きやすいと思います。
- 脛骨結節(膝の皿の下の骨)を支点として、膝の皿を囲むようにテープを巻きます。
- テープは最初は伸ばさずに、端を支点から左に傾けて貼ります。
- テープの端を押さえながら伸ばします。
- 伸びたテープを縮めるイメージで皿の左側に沿って貼ります。
- 残ったテープは太ももの方にそのまま貼っておきます。
- 2本目のテープは同じく右側で使います。
- 2本目のテープで膝の皿を囲むようにしてテーピング完了です。
テーピングの痛みに応じた巻き方
テーピングには用途に応じた巻き方が有ります。
例えば、半月板損傷による膝の痛みにテーピングをするときは、包帯を2本使ってしっかりと固定します。
膝部分を安静にすることで、徐々に骨が修復されていきます。
ジョギングや、バスケットボールなどのスポーツによる痛みや成長痛など、症状によってテーピングの巻き方は異なります。
専門医に相談してみましょう。
応急処置から治療にまで使われるテーピング
テーピングは、一流のスポーツ選手から老若男女まで幅広く使われています。
一般的には、けがの処置、捻挫や靱帯損傷などに使われていますね。
専門医療では、テーピングを使って治療をするテーピング療法というものも。
この場合のテーピング方法は、一般的な「固定する」テーピング方法とは異なります。
伸縮性によって筋肉や皮膚の伸縮を促したり、幹部を保護したりする役割を果たすものとしてテーピングを使用するのです。
最近ではリンパの流れを良くし新陳代謝を促し、人間本来の自然治癒力を高めるキネシオテーピング療法が行われています。