変形性膝関節症に良いとされるサプリの効能について
加齢による膝痛・変形性膝関節症にサプリは効果があるのでしょうか。
変形性膝関節症に良いとされるサプリの効能は専門家によっても意見がわかれています。
ですから、消費者である我々としてはもっと困ってしまいますね。
私は素人ながらも、これらの膝痛サプリについて勉強して、商品を比較して、どのように膝痛に向き合っていくべきかを常に考えています。
「まだ膝の痛みはないけど、将来を考えると不安」
「少し膝痛を感じるようになってきた」
と思ったら、グルコサミンなどの膝痛サプリを飲んで、できる限りの膝痛予防に努めるメリットはあるかなと思います。
しかし、膝に激痛を感じるようになり、歩行などに著しく支障がでてきたら必ず医師の診察を受けるべきです。
目次
医薬品とサプリなどの健康食品は何が違うのか
膝痛に関わらず、私たちが飲んでいる「クスリ」のようなものは、大きく分けると2種類あります。
医薬品と、サプリメントなどの健康食品です。
(法律上は、医薬品と食品に分かれていて健康食品というものはなく、食品はさらに特定保健用食品・栄養機能食品・一般の食品などに細分化されます。)
医薬品と健康食品の違いを簡単にまとめます。
医薬品は、
- 効果が実証されていて、厚生労働省から認められている
- パッケージなどに、効果・効能・成分などを明記できる
- 研究開発費として、費用が多くかかる
サプリメントなどの健康食品は、
- 医薬品以外のもの
- パッケージなどに効果・効能を明記することができない
- 医師・薬剤師・薬局の店員も「○○に効きます」とは言えない
- 中には粗悪品である場合もある
こうして比べてみるとサプリメントはちょっと怪しいですね。
膝痛に関しては、明確な医薬品があまりないため、サプリメントを取るのが基本になります。
その上で、膝痛対策というものを考えていかなければなりません。
コンドロイチンの一部は医薬品、グルコサミンは健康食品
ここからは膝痛サプリだけの話に戻ります。
膝痛への効果が期待されている成分はいくつかあります。
その中で、コンドロイチン硫酸の一部は医薬品として認められて、同じく代表的な成分であるグルコサミンは健康食品という扱いです。
健康食品であるサプリは、効果を明言できない!
医薬品として指定されているコンドロイチン硫酸の商品は、「痛みに効く」という効果を明記していますね。
しかし、健康食品であるグルコサミンなどの膝痛サプリは明確に「痛みに効く」とは書けません。
そのため、「毎日の散歩のために」「快適な生活のために」などの表現にとどまっています。
そして、公式サイトなどには、それを補うために口コミが掲載されていますね。
その口コミも「痛みが治った!」という表現は使われていません。
これが健康食品の限界です。
サプリは信頼できるメーカーのものを飲むべき
サプリだとしても、もちろん効果のないものを売っているわけではありません。
信頼できる大手のメーカーですと、臨床試験を繰り返して「実際にこの商品を摂ることで効果があった」「何%の人が実感した」などのデータを持っています。
(どこのメーカーかは言えませんし、プラシーボ効果の可能性もあり)
逆に言うと、あやしげなメーカーだとそのような試験を行っていない場合もあるかもしれません。
成分としてはグルコサミンやコンドロイチンが入っていても、その商品としては飲んだときにどうなるかがあやしいわけです。
ですから、私がおすすめするサプリメーカーは
- 製薬会社
- 大手食品会社
- インタビューをして気に入ったメーカー
このどれかになりますね。
よくわからないメーカーのものは勧められないです。
グルコサミン・コンドロイチンの効果を本で調べて、医師に聞くと・・・
グルコサミンやコンドロイチンなどの膝痛サプリに関して、実証データはどんなものがあるのか調べてみました。
変形性膝関節症の鎮痛について、「効能の可能性が示唆されているものの、効くとは断言できない」ということが書いてあります。
「効果がない」という論文と「効果がある」という論文があり、結局どちらなのか決着がついていないという現状です。
医師の方にも聞いてみましたが、やはり肯定的な方と否定的な方で分かれています。
私の祖母が通っている病院の先生は、自分自身でも健康食品のコンドロイチンを飲んでいます。
素人としては「膝痛サプリの効果は正確にはわかっていない」と解釈するのが、一番適切な気がします。
医薬品として認められないと、効果が記載できないのは不便
さて、医薬品になるためには、実証データが必要で、厚生労働省の認可が必要なわけですが、実証データがないから全部信じない・・・っていうのは、私はどうも好きじゃないです。
厚労省の審査を通るための研究費って莫大になるようで、結局、開発資金が潤沢にある大企業が作った薬しか認めません・・・っていうことですよね。
昔からの民間療法的なものって、やっぱり実証データありません。
でも、昔から「効く」って言う人がいるから、ずっと伝わってきているわけですよね。
私は、冷え性を治すのに、生姜を愛用していますが、生姜も「体を温める効果」って実証されていません。
だから生姜のサプリとかも健康食品。
でも服用していると、確実に効果を感じたりします。
だから、個人的な希望としては・・・医薬品ではないサプリメントであっても、メーカーの責任である程度までは効能を書いて欲しいものです。
そうでないと、粗悪品とそうでないものの見分けがつきません。
メーカー責任で効果を記載できれば、粗悪品は「効果を書けない」もしくは「書いてもクレームが殺到して、市場から淘汰される」わけですから。
結局自分で試してみないとわからない・・・っていうのが現実
人によって、効くもの・効かないものってあると思っていて、結局自分で試してみないと、「効くか・効かないか」なんてわかりません。
「効かない」と実証されたものはさすがに使いたくないですが、「効くとは実証されていない」のであれば、効くかもしれないって考えてみても良いのではないでしょうか。
現に「効いている」人がいるわけですから。
だいたい、「医薬品指定」を受けるためには、膨大な研究期間と費用がかかるんです。
つまり、大企業じゃないと何も、医薬品を作れないしくみになっているわけです。
もし、本当に効く「お薬」を民間の中小企業が開発しても、資金力がなければ、永遠に「医薬品として認められない」わけですね。
だから、私は、予防効果を狙って試すくらいやってみてもいいんじゃない?って思います。
効果がある!って言っている人もいるんですから。
もし今、効果があるかもしれない予防をせずに、将来「あの時飲んでおけば良かった~」と後悔はしたくないですしね。
私は実際にいろいろなサプリを飲んでいます。
その中でおすすめのサプリを紹介しますので、ぜひそちらのレビューも参考にしてください!
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