膝の痛みを和らげる簡単ストレッチ方法
スポーツをしたわけでもないのに膝が痛むことはありませんか?
年を取るにつれて慢性的な膝の痛みを感じるようになった人もいると思います。
つらい膝の痛みが病院に行かなくても自宅で気軽に緩和できたら嬉しいですよね。
そんなときにはストレッチがおすすめです。
目次
膝周りの筋肉をストレッチでほぐすと痛みが和らぐ
ストレッチで本当に膝の痛みが治るのか?と思う人も多いかもしれません。
痛む膝を動かしたら余計に症状が悪化しそうですよね。
しかし、実は膝が痛いときにストレッチを行うと良い効果が得られるのです。
ストレッチは、膝の曲げ伸ばしが辛いなどといった、関節がスムーズに動かなくなっている場合に効果の高い運動です。
膝の痛みが慢性的である場合には、膝の柔軟性を取り戻すのが有効だと言われています。
凝り固まった筋肉や靭帯を伸ばすことで、筋肉や関節の柔軟性が高まり、血行も良くなります。
すると、膝の動く範囲が広がり、痛みや疲れがとれやすくなるのです。
また、膝の靭帯・関節包などの組織にも刺激を与え、新陳代謝を高める効果も。
ストレッチの効果は個人差があるものの比較的早く出ます。
ただ、膝を動かさずにいた期間が長いと、関節の柔軟性も低下しているため、効果が出るのが遅れてしまいます。
膝の痛みがひどいときにストレッチはしない
ストレッチは手軽で効果も出やすいですが、無理は禁物です。
膝の治療中の人は専門医に相談してから行うようにしましょう。
痛みが激しいときや体調が優れないときには無理にストレッチしないようにしてください。
また、即効性が高いわけではないため、継続的に行うようにしましょう。
まずは一か月を目標に続けてみてください。
入浴後など体が温まった状態で行うと、痛みも和らぎ動きやすくなるので、より効果が高くなります。
膝の痛みに効くストレッチ方法
膝の痛みに効くストレッチ方法を2つ紹介します。
ここに書くストレッチ方法以外にもたくさんあるので、気になった方は調べてみてください。
太ももとふくらはぎをほぐして膝の痛みを軽減する
膝を動かすときに使っている太ももやふくらはぎの筋肉をほぐすストレッチです。
柔らかい布団などの上では行わないようにしてください。
まず、仰向けの状態になり、つま先が真上を向くように足を伸ばして揃えます。
そこから、つま先をできるだけ遠くに伸ばしてみてください。
その状態を5秒間キープしてから、力を抜いて元の仰向けの状態に。
次は逆に、つま先をできるだけ体に近づけるようにして、5秒キープしてから元の姿勢に戻します。
これを数回繰り返していくと、太ももとふくらはぎがほぐれるのがわかると思います。
呼吸は止めずにゆっくりと行い、強い痛みを感じない程度に負荷をかけてあげてください。
膝関節を直接ほぐす
次に膝関節をほぐすストレッチ方法を紹介します。
低めの椅子に浅く腰掛け、片方の足を前方に向けて伸ばします。
その伸ばした足の膝の皿の上を、両手で押しながら、膝をゆっくりと伸ばしていきます。
膝の裏に痛みを感じる直前くらいまで伸ばしたら、その状態を30秒キープします。
もう片方の足も同じ動作を行いましょう。