コラーゲン入りのサプリは効かない?正しいサプリの選び方
グルコサミンの関連商品は、とてもたくさんあります。
膝痛に効くと言われているグルコサミンにその他の成分を配合したサプリも多く販売されています。
なかでも、コラーゲン入りのサプリメントはよく見かけるのではないでしょうか。
コラーゲンはアンチエイジングに効果的な美容成分として有名ですよね。
しかし、最近では「コラーゲンは飲んでも効かない」という話をよく聞くようになりました。
コラーゲンは本当に効くのでしょうか、それとも効かないのでしょうか・・・。
目次
サプリメント(=健康食品)は効く?効かない?
そもそも、サプリメントというのは医学的に効果が認められていないため「健康食品」に分類されます。
一方、効果が実証されているものについては医薬品扱いになります。
グルコサミンもコラーゲンも健康食品であって、医薬品ではないわけです。
また、実は健康食品には法的規制がほとんどありません。
健康食品会社はかなり自由に製品を作ってしまうことが出来るというわけです。
そのため、本当にあるかないかは別にしても効果・効能をうたえません。
コラーゲンは飲んでも効かない!!
一口に健康食品と言っても色々な商品が出回っていて、私の母はすぐにすすめられるままに色々と買ってきます。
この前もこんなものを買ってきました。
私はこのような製品を絶対におすすめしません。
なぜならコラーゲンは経口摂取しても効かないからです。
コラーゲンを飲んでもほぼ100%体内に吸収されることはないと言われています。
アミノ酸に分解されてから吸収されるので、コラーゲンの状態では体内に吸収されません。
※ただ、コラーゲンにも種類があります。
その中でも摂取するならⅡ型コラーゲンを選ぶべきです。
実際に、関節に使われているのがⅡ型コラーゲンなので、吸収されやすいと言われています。
こちらの記事も興味のある方は読んでみてください。
効かないサプリは自分で判断できる
そうは言っても、サプリの種類が多すぎて、売り場に行っても困ってしまいますよね。
どうせなら、少しでも良いものを購入したいし・・・。
そんな方のために、グルコサミン・膝関節に関連する商品で買ってはいけないものをまとめます。
買ってはいけないリスト・基本編・
- 1日の摂取量が1000mgに届かないグルコサミン。
- 1日の摂取量が800mgに届かないコンドロイチン硫酸。
- コラーゲン、ヒアルロン酸のサプリメント。
- なんでも摂取できるようにかいている、中途半端なサプリ。
※ただし、Ⅱ型コラーゲンはグレーゾーン。
グレーゾーンの理由は、Ⅱ型コラーゲンは分子量が小さいので小腸の粘膜を通過して体内にはいれるものの、Ⅱ型コラーゲンの経口摂取で、何らかの効果があったと示唆する研究データがないからです。
グルコサミン、コンドロイチン、ヒアルロン酸、コラーゲン・・・など色々入っているんだけど、1日あたりの摂取量を見ると、どれも少しずつしか摂れないタイプのサプリ。
これは、絶対にダメです。
買ってはいけないもの・応用編・
上記の基本中の基本を守った上で、さらに気をつけたいのが生産工場。
どこの工場で作っているのか言いたがらないメーカーの製品はやめておきましょう。
ちゃんと「どこで作っています」っていうことを公に出来る工場で作られたものを選びたいものですね。