グルコサミンの選び方（まとめ）

この記事では、グルコサミンの選び方の、私流のおおまかな考え方を書いていきたいと思います。

グルコサミンは、結局のところ、膝の痛みに「効く」のか「効かない」のか、現段階では確証がない　というのが正確な状況です。ただ、

• 重症になってしまったら医師に診てもらった方が良い
• 比較的軽度な膝の痛みが、グルコサミンで回復したという人がいる
• 予防のためにグルコサミンを飲んでいて「良かった」という人がいる

ということまでは言えると思います。

その前提で選ぶとすると、もうひとつ大切なことは、
グルコサミンは、効果が出るまで半年以上かかる場合もあるので、長期戦を覚悟することが大切
ということ。続けないと意味が無いんです。

そんなわけで、グルコサミンの選び方をまとめておきます。

まず、ココはクリアしないと、コストをかける意味がなくなってしまいますね。一般に、

• 体重55kg未満の人 　⇒　1日1,000mg
• 体重55kg～90kgの人　⇒　1日1,500mg
• 体重がそれ以上の人　 ⇒　1日2,000mg

と言われています。

詳細はコチラ　⇒　グルコサミン選びの第一歩は、グルコサミンの量のチェック

グルコサミンには3種類があります。

• グルコサミン塩酸塩
• グルコサミン硫酸塩
• N-アセチルグルコサミン

このうち、日本のメーカーが作っているのは、グルコサミン塩酸塩とN-アセチルグルコサミンです。それぞれに特徴があるので、好みや体質に合わせて選ぶことがとても大事です。

詳細はこちら　⇒　グルコサミンの選び方：グルコサミンの種類

これは、まず、痛みが出ているのかどうかによって分かれます。

まだ痛みが出ていないのであれば、グルコサミン以外に含まれるものをケアする必要はないでしょう。純粋に、上の4つのポイントを押さえて、グルコサミンの質で考えていくのがベスト。

⇒　おすすめは、大正グルコサミン コンドロイチン&コラーゲン

でも、何となく痛みが出ているくらいであれば、MSMかイタドリが含まれているものを選ぶのも良いですね。

⇒　おすすめは、久光製薬のMSMグルコサミン

痛みが辛くなっていて慢性的なのであれば、グルコサミンサプリとは別に、医薬品のコンドロイチンを飲むのがお勧めです。コンドロイチンが含まれているグルコサミンサプリはオススメしません。十分なコンドロイチン硫酸が含まれているグルコサミン製品は、国内メーカーのものでは皆無だからです。

⇒　おすすめは、日本薬師堂のグルコンEXプラス

激しく痛みが出ているなら、サプリを飲んでいる場合ではないので、医師に相談して下さい。

このあたりの段階によるグルコサミンの選び方は、以下の記事に詳しく書いたので、良かったら読んでみて下さい

膝痛サプリなら何が良い？段階によって判断しよう

なお、国内のグルコサミン製品に含まれるコンドロイチンについて、詳しい説明は次の記事に書いてあります。含有されるコンドロイチンの量も比較しています。

グルコサミン製品に含まれるコンドロイチンについて

また、グルコサミン製品に含まれるコラーゲンやヒアルロン酸については、膝痛の解消にあまり意味がありません。その理由は、以下の記事に書いてありますので、よかったら読んで下さい。

グルコサミンと一緒に摂取できるものは何が良いか？

１日あたりのコストで考えて、半年以上購入し続けられる金額かどうか考えましょう。グルコサミンの効果を実感するには3か月～半年かかります。途中で、「やっぱり高いからやめた～」ってなってしまうと、そこまで頑張った数か月分が無駄になってしまいます。

詳細はコチラ　⇒　グルコサミンの価格を徹底比較｜半年以上続けるならコストは大切！

グルコサミンの錠剤は結構大きなものが多いです。直径が7～8mmが最小クラス、10mm前後が平均、中には長さが20mmを超えるカプセルなどもあります。

また、1日に飲む錠数も、毎日3粒程度のものから、10粒を超えるものまで様々です。

錠剤を飲むことに抵抗のない人はここは考えなくても良いと思いますが、毎日飲むとなると意外と苦痛になることも多いですね。面倒くさいな～と思って、ついつい飲むのをサボってしまっていたら、いつまでも効果を実感することはできません。

グルコサミンは飲み続けることが大切ですから、大きさと錠数は大切な部分だと思います。

飲みづらいと結局続かなくなってしまいますから、このあたりの「飲みやすさ」は重要視した方がよいですね。

詳細はコチラ　⇒　グルコサミンの錠剤の大きさ・形状を徹底比較！飲みやすいのはどれ？

体にいれるものですから、サプリメントに含まれるグルコサミンの安全性にはこだわりたいですよね。
そのためには、グルコサミンの原産地と生産工場はしっかりと調べた方が良いと思います。

サプリメントによっては、原産地や生産工場を聞きだすのに、とても苦労するようなメーカーもありました。
こういったことは、しっかりと開示してもらいたいものです。

情報を開示しないようなメーカーのサプリメントは買うのをやめましょう。

グルコサミンの原産地と生産工場について

グルコサミンを飲んでも、錠剤が胃の中で溶けてくれないと、体内に吸収できないですよね。

実は、サプリメントによっては非常に溶けにくいものがあって、以前国民生活センターの抜き打ち検査で、溶けにくさを指摘された会社があったくらいなのです。
胃の中で溶けるかどうか？のテストを「崩壊試験」と言います。

サプリメントを選ぶときには、「崩壊試験をやっているサプリかどうか？」についても調べると、万全の備えですね。
もっとも、心配な人は、製薬会社のグルコサミンが安全です。製薬会社は、こういったことを、しっかりとやりますので。

グルコサミンの錠剤・カプセルが溶ける時間